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ピタットハウス加古川店 [賃貸版]

AI と 営業マン

新聞や雑誌で、「AI(コンピューター)に人間の仕事が奪われる」というネタが溢れている。

今日の日経に興味深い内容があったので備忘録。

興味があったのは後半のくだりなのだが、前置きも記しておきます。

① 「たばこをやめた方が良いかな?」という問いに対してAIが「賛成する理由が6つあります。・・・・・」

と的確に答えてくれる。

※人間は自分には甘く、都合の良い理由をみつける。また他人に聞くと忖度したり回りくどい伝え方をしてくるかもしれない。その点でAIのアドバイスを聞くことは有効だろう

 

② 新聞記事を編集することはAIの得意な分野だろうが、取材でヒアリングする能力はないだろう という「感情、心」というものが必要な仕事は不向き

という教授がいる反面、人の表情から「感情、心」を分析するソフトが開発されてる事実がある。

※AIに仕事を奪われる事を恐れるのではなく、共生することが重要だ。

 

ここからが本題

◎ 《営業マンが顧客開拓する為のAIを開発中の人の言葉》

仮に成功している営業マンの共通要素をAIが指摘しても「それだけで成功するのは無理」

 

この記事は、嬉しくもあり、そうだよね!という期待を込めた気持ちになり、思わず記事を読み返した。

デキル営業マンの動画を数十回みても、誰でもマネは出来ないだろう。いくら「あのタイミングで、あの間をつくる意味」などを分析したところで何の意味があるのだろう。完璧なマニュアルなんて作れるのか?

スタッフの接客レベルを上げたい!と常々、考えている私にとって、このくだりは、興味深い。

 

AI開発中の人が言った言葉。

AIと共生する為に必要なこと。それは「人間が複雑であり続けることでしょう」。

 

人が「この人から買うか?」を考えた時、何で心を左右するのだろう。マニュアル通りの仕草や言葉だけではないはずだ。

営業マンの「考え方、想い、経験、ホンネ、表情、」や内面から出る「真摯さ」であったり共感できる体験だったりするのだろう。

その為には<自身がいろんな体験を積み、複雑さを身につける>という事が生かされてくる。

 

この記事の作者は最後にこう書いている。

例えば、映画ならば完成形が最初からあるわけではない。監督からエキストラまで様々な人の参加が予想外の効果を生みながら一つの作品が出来上がる。複雑さを身につけている人も、そうでない人もでてくるだろうが、人間は集団でこそ力を発揮する。AIの力を借りながら人の潜在力も生かせる未来があるはずだ。

 

そんなんだな。

人間の心は、そんな簡単なものではないし、チームで一つの目標に向かって取り組むことで出来上がるシナジーがある。それは、必ず「良い結果」が生まれるというデーターにはならないし、約束できるものでもない。

ただ、信じて全員で取り組みことで生まれる奇跡を目指したい。

そう、まさに、今、甲子園で戦っている高校球児たちのように。

 

 

 

2018/08/16