満室経営のポイント ラスト!
先日、満室経営のポイント4つを紹介しました。
⓵ まず、「診断」。自己分析する。これを無くして対策は打てません。
⓶ 「貸し方」。コストをかけずに、満室にする方法はないか?を探る。
③ 「磨き方」。物件に付加価値をつける。その投資は適正?適当な決め方で無駄遣いしてません?
④ 「魅せ方」。磨いて輝いた物件をどう、プロモーションするか。せっかくのダイヤモンドをどう光らせるか?
ここで終わってしまってはいけません。
最後の5つ目。
正直、この内容は管理会社、仲介業者としては利益が生まれない内容ですが、絶対に!重要なことです。
⑤ 「出さない」!
⓵~④は、「入れる」の対策。でも、それだけではザルになってしまいます。入れれば、次は出さない。それで満室経営完了です。
オーナー様、考えてみましょう。
退室が発生した時のコスト。
「現状回復費」「広告料」「次の入居者が入るまでの入ってこない家賃」
計算してみます。
家賃が5万円の場合、
現状回復費→ 約20万円
広告費 → 約5万円
入ってこなくなる家賃 → 3カ月で15万円
合計40万円。空室が長引けば、それ以上の売上げダウン。
大手ハウスメーカーによるサブリースで30年借上げとかいっても、この「現状回復費」「広告料」は収支計算書には入っていません。
「入ってこなくなる家賃」については2ヶ月分免責だったりします。
なのでシミュレーション通りになんて、絶対にいきません。
ま、予測できないものは、シミュレーションできないとでもいうのでしょうけど。
この退去で失われるコストの大きさを知るべきです。
どうするか?
どんな事業でも一緒です。顧客満足度です。
「給湯器が壊れた!」「排水が詰まった!」など、間違いなく起こる苦情は、「事前に!」対策しましょう。
そろそろ、給湯器が壊れる時期だと思えば、事前に交換する。
そうすれば、入居者へ迷惑をかけることが無くなります。
定期的に高圧洗浄しておけば、排水のクレームは防げます。
もちろん、管理会社である我が社の対応も万全にすることが重要です。
「インターネット無料」なんかは、「入れる」対策だけでなく「出さない」対策でもあるということをご理解ください。
長文になってしまいました。
セミナーでお会いしましょう。
2024/03/07