ちょっといい話 16
どうもお久しぶりの中井です
最近の当社ブログが大杉さん個人のブログみたいになっているので
出張中の大杉さんのかわりに投稿します
ここ数日の寒さはなかなかのもんですね。
暑さ
より寒さ
の方が得意?な私でも結構つらいです。
今日も気温はそうでもないのに、風のせいでとても寒い
みなさんも風邪をひかないよう気をつけて下さいね
それではみなさんお待ちかねのちょっといい話スタートです
小5のとき、通学路の交差点を渡っていたとき、右折車が横断中の
俺めがけて突っ込んできた。
催眠術にかかったように体が動かず突っ込んでくる車を呆然と見ていたら
(あらぬ方向を見ているドライバーの顔まではっきり見えた)、
後ろから突き飛ばされ、俺は難を逃れた。
が俺を突き飛ばしてくれた大学生は車に跳ね飛ばされた。
泣きながら近所の家に駆け込んで救急車と警察を呼んでもらい、
自分は警察の事故処理係に出来る限り状況説明をした。
後日、家に警察から電話があり大学生の入院先を教えられ、
母親と見舞いに行って御礼を言った。
中学1年のとき父親の仕事の都合で同県内の市外(というか、山の中)
へと引っ越した俺は、そこで先生となっていた件の大学生と再会した。
お互いに驚き再開を喜びつつ、3年間面倒を見てもらって
(なんせ田舎の分校なので、先生はずっと同じなのだ)
俺は中学を卒業し、高校進学と供に市内に戻った。
地元の教育大学に進学した俺が教育実習先の小学校へ向かう
途中の交差点で自分の前を渡っている小学生の女の子に
右折車が突っ込もうとしているのをみた。
今度はドライバーが携帯電話で喋りながら運転しているのが見えた。
スローモーションみたいに流れる情景に「ウソだろ・・・」と思いつつ、
とっさに女の子を突き飛ばしたら、自分が跳ね飛ばされた。
コンクリートの地面に横たわって、泣いてる女の子を見ながら、
あのとき先生もこんな景色を見たのかな・・・とか考えつつ意識を失った。
入院先に、俺が助けた女の子の親が見舞いにやって来た。
彼女の親は中学時代の恩師であり、俺の命の恩人そのヒトだった。
「これで貸りは返せましたね」と俺が言うと
「バカ・・・最初から、借りも貸しも無いよ」と先生は言った。
ベットの周りのカーテンを閉めて、俺たち二人、黙って泣いた。
もう一つ
半年ほど前に、「強くなりたい」と自分から入部してきた子。
はっきりいって運動神経もなく、体もひ弱です。
あまりここに書くのもはばかられるのかもしれないんですが、
めちゃくちゃ切ない過去を持つ子供なんです。
なんでも、父親に虐待されて、母親と一緒に実家に逃げてきたとか。
母親が殴られて泣かされるところを、何度も見てきたそうなんです。
それで、「母親を守れるくらい強くなりたい」と。
自分の足で相撲道場をしらべてやってきたそうです。
こんな子供が、本当にいるとは・・・・。
家庭環境の話など、聞いていて目頭が熱くなりました。
稽古は、驚くほど真剣に取り組みます。
一度でも倒されると、「もういっちょお願いします!」と立ち上がる。
おでこから血が流れても、かまわず必死にぶつかる。
申しあいの時も、積極的に前にでて取り組みます。
ゲロを吐いて、「少し休め」といっても、「まだまだ!」といって稽古を続ける。
泣きそうになるのを奥歯をかみ締めて我慢している姿を見ると、
「絶対強くしてあげたい」と思うようになります。
ただ、体格が悪いのと、ちょっと気が弱いため、まだまだ勝てるレベルには
到達していませんが。
しかし、必死に稽古を頑張っている姿は、周りの子供にも少しずつ
影響を与えはじめています。
家でも努力しているようで、毎日四股腰割りを100回以上するそうです。
股割がだんだんとできるようになってきました。
しかも、家ではお母さんのために皿洗いをしたり、
肩をもんであげたりするようです。
まさかこんな子が現代にいるとは・・。
この子の成長が楽しみです。
どうも子供の話には弱いです
それではまた次回お会いしましょう
2012/12/04


