経営について 其の四
今朝の日経情報・・・・
自動運転で先行しているグーグル。中国では既に無人運転のバスが運行している地区がある。
そんな海外の企業に日本で主導権を奪われる事は絶対、許さん!と、業種、業者の垣根を超えた動きがスタートする。
そんな内容だった。
車業界一位のトヨタ、第2位のホンダが「データー」といった部門においては共有するという。
まさに『競合』と『協業』だ。日本の業界が巨大な巨人に攻められようとしている。
国内のライバルと戦ってる場合やない。力を合わせて立ち向かおうぜ!ってコトなんだろうな。
ま、トヨタやホンダ・・・・そんな大きな話から零細企業の僕が今日も経営について書くのは、こっぱずかしい行為だとは気づいてるのですが
そこはどうか許してください(笑)
ということで「其の四」。経営のコストについて
前回では、創業時に必要なコストについて書いた。これは、いわゆる【イニシャルコスト】。最初に必要なお金。
毎月、継続的に必要になるお金。これが【ランニングコスト】という。
実は、この毎月かかる費用が実は、一番怖い。
僕はある種、博打的な発想をするときがあるんだけど、ウチの専務は煩いぐらいに細かい。
「1,000円ぐらい」とか「そんな大した金額やないやん」なんて言葉を僕が発したときは、めっちゃ怒られる(笑)
ま、正解なんだけどね。
その小さな金額の積み重ねが大きなコストとなって会社の財布を締め付けてくることを専務は知っている。
僕は会計士ではないので、細かな税法上の経費の話は出来ないが、僕なりに大きなカテゴリーに分けて少しだけ経費について紹介します。
固定費)
家賃、駐車場代、人件費、光熱費、ロイヤリティ、・・・・このような経費は、ほぼ固定で毎月必要だ。
売り上げが上がろうが下がろうか関係ない。売上げがゼロでも容赦なく取り立てられる。
変動費)
売上げなどに連動して必要になる。例えばネット広告の「反響課金」がそうだな。
当社では『広告宣伝費』のコストの割合が非常に高い。
ガソリン代もそうかもしれない。
お客様が来なくて全く案内することがなければ、要らないよね。
営業経費)
物件を買取る。工事をする。販売にあたってチラシをつくる。折り込み屋さんに配布してもらう。
こんな『売上げ』を上げる為に必要なお金。
経営コスト)
だいたい、起業しようと考えた時、毎月経費が掛かることは全員、把握している。
しかし、この経営コストを考えている人は少ないかもしれない。
以前、会計士に『社長が自分の判断で、決定できるコスト』と説明された。
僕の感覚では「投資コスト」かな。
店舗を改装しよう!社用車を買い替えよう!PCを入替えよう!〇〇に加盟しよう!〇〇のシステムを導入しよう!
〇〇事業に参入するのに優秀な人材を採用しよう!人財育成の為に・・・・・・
こんな『攻め』の投資だけじゃなく、老朽化したから・・・という消極的な投資も必要だ。
ようするに、長期で考えた時に、イニシャルとしてもランニングコストとしてもお金が必要だ。
その時に、しっかり勝負できるように、いつでもこのお金を準備できてないとダメ。その為の【内部留保】だ。
お母ちゃんがヘソクリを貯めてるのとはわけが違う。
・・・・いや、そのヘソクリで勝負打って助かったこともある(笑)
この【経営のコスト】をバランス良く、効率良く使うのは「経営者の仕事」として重要なポイントだと思う。この仕事はスタッフには任せられない。
いや、今は無理でも任せていけるようにしないといけない。
そもそも、その目的でこのブログを書いてるんだから。。。。。
2019/03/29