20年前と今、そして20年後
前回、100年の計というTV番組の話を書いたが、もっとリアルに考えて20年前は、どうだったか?
創業したころ、約20年程前・・・・・。
企業してまず、買ったもの。 PC 。 40万円もした。 ディスクトップ 。
店員さんに、【これは凄いですよ、なんと2ギガもあるんですから!】
※今から考えるとただのゴミですよね。
当時、物件資料はどこの会社も【手書き】が主流。
マジックで。。。蛍光ペンなんかを使って色付け。
一番最初に入社してくれた大杉部長なんて感動してたもん。PCで物件資料作ってたら。
一太郎?そんなソフトで作ってた。
その頃の携帯電話はカメラなんてついてなかった。スマホ?あるわけない。無いんだから、ネットのスマホ対策なんていらない。
ポータルサイトもなかったし、自社のHPもなかった。インターネットというよりPC自体、一部の会社しか入れてない。そんな時代だったな。
じゃー、広告は?
紙。
コンビニとかに入れてる雑誌制作会社に間取りのコピーやら写真をメール・・・いや、FAXをして・・・という感じ。
なので、駅前にショップを構えるのが大前提の時代だった。
保証会社もなかったな。入居審査も厳しい時代だった。
さて、現在。。。。ネットに情報が溢れてる。まさに、情報が洪水のように流れてる。その中から【出す】だけではダメで<選ばれないとダメ>という時代になった。
今やネットを制しないと話にならない。
20年前と比べると市場の物件数もすごく増えている。当たり前だか。20年前の<築10年だった物件>も今、築30年でまだ募集している。
それでも毎年、新築が建っている。
さて、20年後はどうなっているんだろう?
AI(人口知能)がますます現実の世界に入り込んできている。IoT? ものにインターネット?
20年後にタイムスリップしたら「なんじゃ、こりゃ~!!」って世界になってるかもしれない。
考えてみると「技術」や「デザイン」は間違いなく進化しているんだろう。
組織の運営方法なんかもクラウドを使った効率の良い革新的なものに変わっているだろう。
でも、20年前と変わらないもの。
<営業力> 人間力といった方が良いのだろうか?
僕はどんなに世の中が進化してもロボットからは物は買わない。
せいぜい、自動販売機のコーヒーとアマゾンで本を買うぐらいだ。チケットやネットショップでは買うようにはなるだろう。
でも、不動産は買わない。賃貸でもロボットからは借りない。
海外の不動産なんか、やはり現地のプロのアドバイスをしっかり聞いて買うだろう。
ということは・・・・・・
どんなに世の中が進化しても「人間」「コミュニケーション能力」「伝える能力」「表現力」を身につける、訓練すること、上達することは
20年後、50年後も間違いなく通用するということだ。通用するということは「財産」だ。
研修について改めて考えてみます
2016/01/10