現場職人さん
今、東加古川店の隣のマンションで外壁塗装の工事が終わろうとしている。
ビルとマンションが隣接しているので足場の建て方をしている若いお兄ちゃんと、3Fのフロアでボケーとしている僕と普段ありえない距離で目が合った。
しまった!アホづらを見られたか?と思いつつも、窓を開けて「落ちんようにしーよー」と声をかける。
彼は『慣れてるから大丈夫っすよ』と汗だくの顔で笑った。
高層のマンションの足場。「おい!〇〇しとかんかい!わかっとんか、こら?返事せんか!」なんて叫び声が毎日のように耳に聞こえてくる。
ガラ悪いな~と思いつつ、この猛暑で、フラフラになりながら気をぬけば落ちるかもしれし、大事故につながるかもしれん!という気合からなんだろうな。
そこには、パワハラとかコンプラとかいう軟弱な発想は飛び越しているのだろう。ヘタしたら命に関わるんだから。
僕の家の隣でも家が建築中だ。もちろん知らない人が知らない建築屋さんで建ててるんだけど、ここの職人さんとも少し喋った。
『オシャレな壁やな~、石貼っとん?』「オシャレでしょ~、高いと思いますよ、コレ」。サイディング屋のお兄ちゃんだ。
建築現場の職人さんは、僕は基本、なんかカッコイイと思ってる。
健全なる精神は健全なる体に宿る というのは大袈裟かもしれないが気持ちのさっぱりした人が多い気がする。
じゃ~なんで僕は職人さんにならなかったか?
それは、向いてないから。体は頑丈じゃないし、力は弱い。高いところ怖いし・・。
向いてる仕事が営業だ!とも言えないが、体を使っての仕事が無理なら頭を使うか口で商売するかしかない。
よし、俺も不動産業界の現場職人として活躍したる!
2016/07/07